「プラスチック」の影響を考える。


皆様は「プラスチック」の影響を考えたことがありますか?


我々の生活にはなくてはならないプラスチック。


環境意識の高まりによってプラスチック製品を減らそう!という取り組みが進められていますが、そもそもなぜプラスチックを減らしていく必要があるのでしょうか?


環境破壊や生態系の影響だけではなく人体への影響も出始めているプラスチック。


我々の生活を豊かで快適にしてくれたことは確かですが、


近年その影響が顕著に表れ始めています。


持続可能な経済を可能にしていくためにもプラスチックとの向き合い方を考えて行かなくてはいけません。







①プラスチックとはなにか?

プラスチックは我々の生活になくてはならないもので、その加工のしやすさから食料品のパッケージや、家具家電、おもちゃや電化製品、自動車や精密機械などにも幅広く使われています。


プラスチックとは本来「合成樹脂」を指す言葉で主に石油を原料に作られています。


柔らかく加工のしやすい物から、硬くて丈夫な物、熱に強い性質をもつものなど様々な種類があり用途によって使い分けられています。


安価で製造がしやすい為あらゆるものがプラスチックに置き換わり、その生産量は過去50年間で「20倍」にも増加してきました。今後も生産量は増え続け20年後には今の生産量のさらに2倍になるという試算もされています。


そんなプラスチックの最大の問題点は「ゴミ」の量。


安価で大量に生産できることから年々ゴミの量が増えてきてしまっているのです。


年間で約4億トン「地球に住む人間の数と同じ程度の重さ」が排出されており、そのほとんどが焼却されたり埋め立てられたりしています。


なかでも、毎年800万トンものプラスチックのゴミが処理されず海洋に流失しており深刻な生態系の被害などを引き起こしているのは周知の通りです。






②プラチックの影響を考える。

我々が日々消費しているプラスチックの問題には様々なものがありますが、中でも問題視されているのは「海洋汚染」「人体への影響」でしょう。


毎年800万トンものプラスチックごみが海に流失していることをお伝えしましたが、これだけのプラスチックが海を漂っているでもぞっとしてしまいますが、プラスチックは年月の経過とともに細かい粒子になり海洋の生物たちの体内に蓄積していきます。


「マイクロプラスチック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?


プラスチックか細かく粉砕されたこの物質が生態系に深刻な被害を及ぼすことが懸念されているのです。


プラスチックは生物の体内で分解、吸収されない為生物の中にどんどん蓄積されていきます。


海に住む生き物たちはすでに多くのマイクロプラスチックを体内に取り込んでおり、それを食べる動物や人間たちの体内にも取り込まれてしまうのは当然のことでしょう。


さらに海洋に漂うプラスチックごみは年月の経過に伴い大気中にも舞うようになり、すでに日本国内でも大気中からペットボトルの材料となる「ポリエチレンテレフタレート」が検出されています。






③生物がプラスチックを吸収するとどうなるのか?

プラスチックのゴミが問題視され始めたのはごく最近のことでいまだ解明されていないことが沢山あります。


医学や化学の進歩の上でプラスチックの影響というものは今まで考えてこられなかったので実に様々な影響が考えられるのです。


すでに海洋生物には多大な影響が出ており、網に絡まって死んでしまったり、胃にプラスチックが溜まり餌が食べられなくなってしまい死んでしまう魚や鳥も沢山います。



こういった直接的な被害以外にも、プラスチックに含まれる有害物質が原因で体内のカルシウム濃度が下がったりホルモンのバランスが崩れたりして出産や産卵ができなくなる海洋生物の例も報告されています。


こういった海洋生物と共存している人間にも影響があるのは当然のことで、プラスチックを製造する段階で使われる添加剤は「環境ホルモン」と呼ばれ人体に様々な影響を与える可能性が危惧されており、人間の胎児の成長を阻害したり、生殖機能にも影響を及ぼすとされています。


近年の出生率の低下にはこの環境ホルモンが影響を及ぼしているのではないかという推測もあります。




プラスチックの影響が問題視されてきたのはごく最近のことで、今だわからない事が沢山ありますが本来自然界に存在しない石油化合物を人体に取り込んで健康によいはずかありません。




深刻な被害を及ぼす前に一人一人が意識してゴミを削減していく努力をしていかなければなりませんね。

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