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脱プラスチックは健康にも有効か!?

執筆者の写真: 七味加工所 苅谷七味加工所 苅谷

皆さんこんにちは!!


最近「SDGs」という言葉を耳にするようになったのではないでしょうか?これは国連が定めた2030年までに地球環境を良くするための17の目標の事で、人権や貧困、経済など様残な問題が掲げられていますが、一番関心が高いといえるものが「環境」でしょう。


特にプラスチックによる海洋汚染や大気汚染は深刻な状況で、世界中の企業が「サステナビリティ」「脱プラスチック」を掲げ様々な施策を講じています。


プラスチックごみによる環境への影響は重大な問題ですが、人体への影響はどうなのでしょか?


今回はプラスチックが与える人体の影響を考えて行こうかと思います。







①プラスチックが体内に取り込まれている!?

昔からプラスチックごみによる環境への被害は問題視されていましたが、近年その影響が深刻化されてきたのは「体内から微細なプラスチックが検出された」ことによると考えられます。


「マイクロプラスチック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは長い間雨風に晒され、劣化して微粒子化したプラスチックが海に流れたり風に舞ったりして知らない間に体内に取り込まれてしまうのです。


2018年の調査ではボランティアで参加した被験者全員の便からマイクロプラスチックが検出されていたことが話題になり、その事態の深刻さが浮き彫りになりました。


また、海に流れ出たマイクロプラスチックは水道水からも検出されており途上国などでは実に80%以上の確率で日常で使う生活用水にも含まれていることがわかっています。






②プラスチックが人体に与える影響は!?

既に多くの人に取り込まれててしまっているマイクロプラスチック。もともと保存容器などに使われるプラスチックは吸収しても腸で吸収されずに排出されてしまう為、人体への影響は少ないと考えられていましたが、近年マイクロプラスチックと共に吸収されてしまう「環境ホルモン」は微量でも人体に影響を及ぼす可能性が指摘されているのです。


プラスチックは様々な化学物質を吸着しやすいという特性を持っています。そのためゴミとして排出されたプラスチックには様々な「環境ホルモン」付着してしまっているのです。


「環境ホルモン」とは工業用品や農薬、添加物、建材などに含まれている人のホルモンに似た構造を持つ化学物質の事。代表的な物に「ダイオキシン」などが挙げられます。


環境ホルモンは体内に入るとホルモンバランスを崩し、女性では乳がんや子宮内膜症、男性では生殖機能の低下、その他認知機能の低下や、発達障害などのホルモンバランスの異常による疾患を招いてしまう危険性があるのです。






③未来を守る為に今できること。

環境ホルモンの人体への影響はまだまだ研究段階で人体へ与える影響は未知数です。しかし、世界的な少子化や子供の学力の低下、うつ病の急増が起きていることも事実。こういった問題に環境ホルモンが関わっていることは否定できません。


環境を守っていくことは私たちの健康を守っていくことに繋がっているのです。


出来るだけゴミを減らし、容器は再利用できるものにする。


こういった些細な事でも将来的には地球に暮らしているすべての生き物にとって恩恵があることなのです。


まずは環境や自分の健康に目を向けて、今地球に自分にとって本当に必要な物は何かを判断すべき時なのではないでしょうか?

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