皆様こんにちは!!
現代人が不足しがちな栄養素の一つに「食物繊維」があげられます。
野菜や果物、穀物、海藻などに含まれ、最近ではコンビニなどでも手軽に買える健康補助食品などにも含まれていますね!
健康志向の高まりによって摂取する量は増えていていますが、食生活の欧米化にともない昔に比べるとずいぶんと野菜や果物を食べる機会は減ってきています。
近年、食物繊維がもつ健康作用が見直され、国内外の様々な機関が調査を進めています。
今回は「食物繊維がもつ健康作用」について考えていきたいと思います!
①食物繊維と寿命の関係。
食物繊維を沢山摂取している地域の人は生活習慣病になりにくく、寿命も長い。そんなデータを示す研究が海外では長い間続けられてきました。
しかし、日本ではあまり食物繊維をテーマにした研究が行われず、効果はあいまいなままの状態でした。
しかし、近年健康志向の高まりから日本人を対象にした大掛かりな実証試験が行われ、食物繊維が日本人にも生活習慣病を予防したり、寿命を延ばしたりするのに効果的であるというデータが示されてきています。
②食物繊維の量が多いと死亡リスクが下がる。
日本人の食物繊維と健康に関する研究では、国立がん予防センターが行った90000人を対象とした食事調査があります。
こちらの調査によると、食物繊維の摂取量が多いほど、癌や循環器疾患を含む総死亡のリスクが低下していることが明らかになりました。
中でも心筋梗塞や脳梗塞などの循環器の疾患に対する予防効果が顕著に表れていて、食物繊維を日常的に摂取している人は摂取していない比べて循環器疾患に陥るリスクが30%も少なくなっていました。
そのなかでも、野菜、果物、豆類を日常的に食べている人ほど総死亡のリスクが抑えられ、中でも男性の方がその効果が高いというデータが示されています。
こちらの研究によると精製した穀類(白米、小麦粉等)よりも野菜や果物、豆類を積極的に食べるようにした方がより健康で長生きできるという事が示されています。
③とにかく意識的に野菜を食べよう!!
日本人は欧米人と比べ健康で長生きするというデータがありますが、食生活の簡素化、欧米化によって平均寿命はそれほど延びていませんし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のにかかる人の割合は増えていく一方です。
医療が進歩して誰もが100歳まで生きるようになれば、80,90歳でも健康で生き生きしていられるように若いうちからの食生活や生活習慣の改善が必要です。
適度な運動はもちろん、野菜をたくさん食べるようにしましょう。
日本で推奨される1日の野菜摂取量ですが350gを目標に設定されています。
これは山盛りのサラダを1日で食べるような量ですので、うまく工夫しながら毎食野菜を食べるようにしましょう。
味噌汁や鍋物にすれば数種類の野菜やキノコなどを食べることが出来ますし、朝はフルーツや野菜ジュースなどで代用すれば効率よく食物繊維を摂取することが出来ます。
白米を玄米に変えたり、オートミールを使うのも良いでしょう。
とにかく意識して野菜を食べるようにしないと1日に必要な栄養素を摂取できないので毎食野菜やフルーツを食べるように心がけたいですね。
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