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人類史に学ぶ「最適な食事」とは!?


皆様こんにちは!!


今回は健康に対して最も注目される「食」について考えていきたいと思います。


現代を生きる人類にとって食事は生きる手段ではなくなり、「娯楽」の一部になってきました。


ありとあらゆる食材が24時間簡単に手に入る環境は我々の生活を豊かにしてくれる一方で、心臓病や糖尿病、癌などの生活習慣病の引き金になっています。


豊かな生活を保っていきながら健康で長生きするために我々ができる食事はいったいどんなものがあるでのしょうか?


それを紐解いていく鍵は、我々人類の祖先が生活していた環境や食生活を観察していくことで見えてくるかもしれません。







①狩猟採取民族に生活習慣病は少なかった!?

世界的に見ても心臓血管系の疾患や糖尿病、癌などのいわゆる「生活習慣病」は増加の一方を辿っており、いずれは世界中の死因の8割を占めるだろうとも言われます。


医学の進歩が進んで様々な治療法が確立されていますが、健康な人の割合は増えていないのが現状です。


現代に生きるほとんどの人が何かしらの体の不調を訴えており、これらの病は「文明病」とも言われ、現代に生きる人のライフスタイルに原因があるとされています。


ではこの「文明病」を克服するためにはどうすればよいのでしょうか?


それを紐解いていく鍵は我々の祖先が行っていた生活にあるかもしれません。


技術の進歩によって我々の祖先である「ホモサピエンス」の健康状態や栄養バランスなどが詳しく解析できるようになり、彼らは脂肪が少なく健康体で、癌や高血圧、心臓病などの生活習慣病がかなり少なかったことがわかっています。


これは現代における原住民の生活にも当てはまっており、彼らは木の実やイモ類、果物、時には動物を狩猟し、日の出とともに行動し日が沈むと休むといった生活を繰り返しています。


ある大学の研究によると、彼らは生活習慣病のかかる割合が少ないだけではなく、ストレスの関するレベルも低いことがわかっており、家族を大切にして、困っている人が居たら助け、死や病、将来に対する不安なども少ない生活を送っていることがわかっています。







②ストレスがないことがストレスになる!?

我々の祖先や先住民の生活は現代に生きる人々の生活とはかけ離れており、適切な医療を受けられることはなく、自然環境の脅威に常にさらされています。


そんな死ととなり合わせのような生活にも関わらず彼らはなぜ幸福でいられるのでしょうか?


原住民の幸福に関する研究によると、彼らはストレスに晒されることによって精神力を高め、原始の生活によって肉体を健全に保っていることがわかっています。


彼らは現代人のように過度なカロリーを摂取することなく必要なエネルギーを必要な分だけ摂取して、獲物や食物を確保する為に懸命に動く。


一日懸命に働いた後は気が済むまで眠る。そんなサイクルを繰り返しているのです。


これは現代における長寿な人が多い地域「ブルーゾーン」にも当てはまり、彼らは文明の力にあまり頼らずに原始的な農業や畜産などをおこなっている人々が多いのです。


日が昇ると身体を動かし始め、日が暮れるとゆっくり休む。起きている間はしっかり身体を動かし、自然な食べ物をシンプルな調理で食べる。そんな生活が最も健康やストレスに対して効果的であることが複数の研究データから導き出されているのです。







③現代のストレス社会で健康な心身を維持する為には!?

上記のような環境でいることが心身の健康に良いという事は明らかですが、現代を生きるほとんどの人がそのような環境に身を置くのは難しいかもしれません。


歩かない生活や、添加物の多い加工食品、砂糖の過剰摂取、自由な時間のない仕事、慢性的な睡眠不足。


こういった問題を現代におけるすべての人々が抱えているといっても過言ではありません。


全ての問題を解決するのはかなり難しいことなので、最もシンプルで誰にでも実践できる方法は、、


「毎日運動する。」


これが最も単純で心身を健康に保つ秘訣なのです。


統計データによると毎日運動する習慣がある人は人口のたった2割ほどで、健康的な生活を送る為にはもっと運動する習慣を増やさなけばいけません。


パソコンに座って作業をすることが多くなった現代社会。


毎日懸命に働いているようでも動いている時間は数十年前の生活に比べると半分ほどに減っています。


しかも、高カロリーで添加物の多い食品が安価に大量に出回るようになった現代では自然とカロリーオーバーな状況に陥ってしまいます。







④運動が健康に最も良い理由。

なぜ運動が一番身体に良いかは「運動が自然な代謝と食欲を調整してくれる」為です。


あらゆる動物は自然環境の中では運動した分のカロリーを適切な食事から摂取するようにできているのです。


我々の「味覚」「嗅覚」という器官は適切なカロリーを摂取する為のセンサーであると考えられます。


本来であればこのセンサーが自然環境から適切な食事を選び抜いてくれるのですが、現代の環境では誰しもこのセンサーが正常に働かなくなってきているのです。


そのセンサーを正常な状態に戻していくためには、運動をして脳と身体を活性化させる必要があります。


一日に20分程度の軽い運動から始め、徐々に強度をあげていき出来る限り毎日40~50分のエクササイズを取り入れるのが健康に良いとされています。


運動の種類は特に重要ではなく、ランニングや筋トレ、ダンスやヨガ、好きなスポーツや格闘技の練習でも良いでしょう。


適度に疲れる運動が正常な脳のセンサーを働かせ健康に良い食事を適切な分量だけ摂取するように身体を調整してくれるのです。






身体を動かさくなり、食事の誘惑が常につきまとっている現代社会。


意識して身体を動かしていくことが健康への第一歩なのではないでしょうか?

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